ヒューナーテストとは
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ヒューナーテストはフーナーテスト、性交後試験とも呼ばれ、子宮内に精子が進入できるかどうかを調べる検査です。
排卵ごろに性行為をして頂き、4~12時間後に子宮の入り口にある粘液(頸管粘液)を採取します。
顕微鏡で粘液内に運動精子を見つけることが出来れば結果は正常となります。
もし、精子がいても元気なものがなければ、頸管粘液内で精子が死んでしまっているということになります。
精子が死ぬ原因は「抗精子抗体」という抗体を女性が作ってしまうことですので、元気な精子がいない場合には血液検査で抗精子抗体の有無を調べます。
最初から抗精子抗体の有無を調べてもよいのですが、検出率が低いことと自費診療であり高額なため、まずはヒューナーテストでよいのではないかと考えています。
粘液内に精子が全く見られない場合は、男性が高度の乏精子症~無精子症であるか、射精がうまく出来ていない可能性があります。
ヒューナーテストは外来で行うことが出来る簡便な検査ですが、再現性が低い検査ともいわれています。
同じ患者様に行っても、常に同じ結果になるとは限らないということです。
ですので、もし結果が悪くても再検査で正常であれば問題ありません。
3回程度行っても同じように運動精子が見られない場合には抗精子抗体の検査を行うことになります。
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