一般婦人科とは

一般婦人科は、女性の健康を生涯にわたって支える診療科です。世代ごとに異なり、場合によっては複合する女性特有の問題に対して、治療だけではなく予防にも留意した診療を提供します。
お気軽に受診してください。
一般婦人科は、女性の健康を生涯にわたって支える診療科です。世代ごとに異なり、場合によっては複合する女性特有の問題に対して、治療だけではなく予防にも留意した診療を提供します。
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予定外の妊娠を防ぐことは、女性の心と身体を守るためにも大切なことです。避妊薬を使用したために、将来妊娠できなくなるということはございません。定期的に検査を受け、適切な方法で避妊することが重要です。当院では、以下のような避妊の方法がございます。
低用量ピルは、女性ホルモンの成分であるエストロゲンの量が1錠につき30~35μgに抑えられているピルです。1日に1錠決まった時間に低用量ピルを服用することで排卵が抑制され、避妊具を使用しないで性交をしても妊娠を防ぐことができます。服用を途中でやめると、再び妊娠することが可能となります。
アフターピルとは別名「緊急避妊薬」や「モーニングピル」とも呼ばれ、性行為後でも避妊の効果を得ることができるものです。
避妊をしないで性交渉をしてしまった場合(腟外射精は避妊出来たとはいえません)、性交渉中にコンドームが外れた・漏れた・破けたなどのアクシデントが発生した場合、性的被害を受けた場合などに使用します。
自費診療であるため、保険証などの身分証は必要ありません。また、内服方法や注意点だけの説明を行ってから処方するだけなので、内診などの診察も必要ありません。
一方、可能な限り早く服用することで妊娠を回避する確率が高まり、逆に性交渉からの時間が経過するほどその効果は少なくなります(最大72時間以内)。内服後をしても妊娠する可能性があり、月経が来ない場合は検査をして頂く必要があります。
当院では従来のヤッペ法と比較し、効果が高く副作用が少ないレボノルゲストレルを用いたアフターピルを採用しております。
ノバT®
銅が付いており、子宮内に挿入することで異物反応を起こすことで、精子の運動・受精を阻害することができます。ノバTを装着後は、経血量が増える傾向がありますが、1~3ヵ月程度で緩和されます。
ミレーナ®
黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する製品です。黄体ホルモンの働きにより子宮内膜が薄くなることで、過多月経や月経痛に効果があるとされています。
背中の痛み、頭痛などを生理痛といい、月経直前か初日が最も重く、月経終了とともに治まります。痛みにはかなりの個人差がありますが、軽度の生理痛はほとんどの女性に見られます。
症状が重く日常生活に支障をきたすと「月経困難症」が考えられます。主な症状は、強い下腹部痛・腰痛・悪心・嘔吐・下痢・頭痛などの、さまざまな症状を伴うこともあります。
通常、月経は25日~38日周期で起こりますが、月経不順とは月経の間隔が、その正常な周期日数を超え、極端に短かったり長かったりする場合のことを言います。
月経不順での排卵の有無は人それぞれです。初潮が起こったばかりの少女は生理周期がまだ定まっていない場合が多く、月経不順はよくあることです。また、閉経が近い40代後半~50代頃の女性にも月経不順が起こりやすいと言えます。
20代での月経不順の場合、疲労やストレス、過度なダイエットなどが原因でなんらかの病気を引き起こしている可能性があります。
20歳~40歳の成熟期女性の場合、ホルモンの分泌異常が疑われますので、ホルモン治療を行います。場合により、漢方薬や排卵誘発剤も使用します。注意したいのは、頻発月経と思いこんでいたら、実は病気による不正出血だったという場合です。見分けにくいので、自己判断は禁物です。
月経前緊張症(PMS)とは、生理前の1週間頃に起こる身体的、精神的な不快感のことです。この月経前緊張症のはっきりした原因はまだ、解明されていません。主な症状は以下の通りです。
子宮内膜症とは、子宮外に内膜ができてしまう病気です。通常、子宮の内側の壁に子宮内膜が形成されます。これは徐々に厚くなり、妊娠していない場合は壁から剥がれ落ち生理として排出されます。子宮の外側にできてしまった内膜は生理が起きても排出することができません。したがって、年数が経過するごとに増殖していく一方です。
良性の病気ですが、子宮内膜症を発症すると生理痛がひどくなったり経血量が多くなったりします。不妊の原因となる病気ですが、再発率が非常に高いため、子宮内膜症を発症したほとんどの人が閉経まで付き合っていかねばなりません。
子宮筋腫とは、子宮の壁にこぶのような良性の腫瘍ができる病気です。30代~40代に多く、子宮内のどこに筋腫ができるかによって、その症状が異なります。子宮筋腫の症状は以下の通りです。
卵巣は子宮の両側にある2~3cm程の大きさの臓器です。そこにできた腫瘍が卵巣腫瘍ですが、大きいものになると30cmほどになることもあります。「お腹が張って苦しい」「頻尿に悩んでいる」などの症状がありますが、初期の小さい腫瘍では無症状のケースがほとんどです。
卵巣腫瘍には良性・境界悪性・悪性がありますが、およそ90%が良性です。しかし、稀に腫瘍が破裂したり捻じれたりするケースもあるので、早期発見し経過観察や治療を行なうことをおすすめします。
病状にもよりますが、腫瘍部位のみ摘出する嚢腫核出術と、卵巣嚢腫が発生した方の卵巣を摘出する卵巣摘出術、卵巣と卵管を摘出する付属器摘出術の3つのうちからどれかを選択することになります。
卵巣の働きが止まり、月経が12ヶ月以上起きない状態を閉経と言います。一般的に40代後半~50代頃に閉経しますが、そこには女性ホルモンの分泌の減少が大きく関わってきます。
閉経後、女性ホルモンが急激に減少することに身体が上手く対応することができず、色々な部分で不調をきたした状態が更年期障害なのです。
HPV検査 | HPV検査は、子宮頸がんの検査に用いられます。子宮頸がんの原因とされるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染の有無を調べる検査で、「ハイリスクHPV検査」と「HPVタイピング検査」の2種類があります。HPVには複数の型があり、「ハイリスクHPV検査」は、がんを誘発するハイリスク型HPVを検出できる検査です。一方「HPVタイピング検査」は、HPVの感染の有無を調べることはできますが、型を特定することはできません。 |
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超音波検査(3D・4D・ドップラー) | 超音波検査には「経腟エコー」と「腹部エコー」があります。 経腟エコーでは、膣内に機器を挿入し子宮や卵巣の状態を見ることができます。腹部エコーでは、お腹の上から機器を当て内部の状態を見ることができます。 現在では、以前より格段に画質が良くなっており3Dや4Dで見ることも可能です。経腟エコーでの検査は、若干違和感を感じるかもしれませんが、痛みはありません。 |
子宮鏡(ファイバースコープ)検査 | 直径3mm程の細いファイバースコープを子宮内に挿入して検査を行ないます。子宮壁の様子がモニターで見れるので、筋腫・ポリープ・炎症・癒着などの、子宮内の異常が手に取るように分かります。身体への負担も少なく、痛みもないので安心して受けることができる上、病気の早期発見に役立つ検査方法だと言えます。 |
MRI、CT(子宮・卵巣等の精密検査) | X線を利用して身体の断面を見るCT検査と、磁気の共鳴を利用して病変を見るMRI検査では、腹部臓器の大きさや位置などを詳しく知ることができます。 CT検査では比較的短い時間で検査が可能ですが、放射線被ばくがあります。 MRI検査では放射線被ばくはありませんが、身体に金属が入っている人は受けることができません。 |
保険診療か自費診療かは、ご相談の上できるだけ配慮いたしますが、医師の判断によります。
また、全ての自費治療に関しましては、事前に一覧表に記載がある通り提示・説明させていただきますので、ご希望の方はお気軽にご質問ください。
※消費税込
アフターピル | 8,800円 |
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ピル(トリキュラー) | 3,000円 |
ピル(マーベロン) | 3,000円 |
ピル(ファボワール) | 3,000円 |
ピル(ラベルフィーユ) | 3,000円 |
子宮内避妊具(ノバT) | 44,000円 |
子宮内避妊具(ミレーナ) | 66,000円 |
子宮内避妊具抜去 | 6,600円 |