当院では吸引法による安全な人工妊娠中絶手術を行っています。
人工妊娠中絶は、何らかの理由で妊娠の継続が出来ない場合に行われる医療行為です。
妊娠週数により初期と中期の中絶に分かれますが、日帰り手術で行うことが出来るのは初期の妊娠12週未満です。12週以降になると手術ではなく入院の上、分娩の形をとる必要があり、死産届提出や埋葬許可証の取得が必要となります。
妊娠週数の確定には診察が必要となるため、妊娠が判明した場合には早目の受診をおすすめします。
当院では、予期せず妊娠をしてしまったり、妊娠の継続が困難になったために来院される患者様のご相談をお受けしております。妊娠継続について迷っている場合には、医学的な立場からしっかりと方針を決めるためのサポートを行います。また、最終的に妊娠を継続しないことを決断された場合には、手術から術後フォローまでの心と身体のケアを大切にし、次回妊娠に不安を残さないよう努めてまいります。
手術法や検査機器の進歩により、現在では中絶手術のリスクがかなり低くなっています。
当院では吸引法と呼ばれる身体への負担が少ない最新の方法にて手術を行います。痛みを感じることはほぼなく、麻酔で眠っている間に終わります。
当院では、前処置を手術当日に行っており、前日にご来院頂く必要はありません。
初期の人工妊娠中絶手術であれば入院の必要もなく、日帰りで行えます。
当院では約半日で帰ることができ、時間的な負担も少なく受けて頂けます。
当院では妊娠週数や手術日程等に対する追加料金は設けておりません。
術後診察料も含まれた分かりやすい料金設定となっておりますのでご安心下さい。
人工妊娠中絶をおこなえる期間は、母子保護法により妊娠21週6日までと決まっています。
妊娠4~5週だと子宮口が開きにくく、妊娠10週以降では出血が多くなるリスクが伴います。したがって、人工妊娠中絶を希望するのであれば妊娠6~9週頃が適していると言えます。
12週以降になると中期中絶となるため、数日間の入院が必要となります。(当院では中期中絶は取り扱っておりません)
妊娠11週6日までの場合は手術による人工妊娠中絶を行います。掻把法と吸引法がありますが、当院では全例に吸引法を施行しております。また、手術の前処置は当日に行うため、前日にご来院頂く必要はありません。当日はご来院から約3時間でご帰宅頂けます。
妊娠12週以降は手術による中絶が困難となるため、一般的には陣痛を起こして子宮内容を娩出する形をとります。中期中絶には1日~3日程度の時間を要するため入院が必要となり、終了後は役所への届け出や火葬などの手続きが義務付けられています。
※当院では中期中絶は取り扱っておりません
望まない妊娠をしていることが判明し、困惑されるかと思います。判断が遅くなってしまうと、母体への負担が非常に大きくなります。そんな時はお一人で悩まずに、まずは当院にご相談ください。皆様の心と身体をサポートいたします。
術後数日~10日間ほどは、少量の出血や痛みがみられます。ナプキンはこまめに交換してください。
手術当日は麻酔の影響があるためご自宅でゆっくりお過ごし下さい。手術翌日からお仕事や通学が可能です。しばらくは出血と腹痛がありますので無理をせず、体調次第で普段の生活に戻っていきましょう。
しばらくの間、子宮の収縮に伴う腹痛があります。術後経過に問題が無ければ1週間程度でおさまります。ご希望の方には痛み止めの内服薬を処方いたしますが、あまりにひどい場合はご相談ください。
感染予防のため、手術当日から術後1週間の診察までの間はシャワー浴として頂き、湯舟にはつからないようお願いします。
手術翌日からお仕事は可能です。しばらくは出血と腹痛がありますので体調をみながら、無理のない範囲から始めて下さい。
手術の後、月経周期が再開したのちに月経(生理)が来ます。術後1か月半ぐらいが目安となります。
子宮へのダメージが少ない吸引法で手術を行っています。術後は適切に診察を受けて頂き、ピル等の避妊法をご検討下さい。適切な診察と手術を受けていれば、手術後でも正常に妊娠・出産することは可能です。
出血が止まるまでは性交渉はお控え下さい。感染予防ためコンドームを、次の妊娠を避けるためピルや子宮内避妊具をご使用ください。
安全に人工妊娠中絶を行なうには、医師の熟練した技術・徹底した感染症予防・中絶後のフォローアップケアが大切です。
当院では、患者様の身体を第一に考え、それらに細心の注意を払って手術を行なっています。
また、メンタルケアにも気を配っているので、不安なことがありましたらいつでもご相談ください。
最終月経、超音波検査所見等から妊娠週数を確定します。妊娠継続に関わるカウンセリングののち、中絶の意思決定が確認されましたら、手術日を決定します。
手術には、同意書へのサインおよび捺印が必要です。
担当医師より、手術の方法・麻酔の方法・合併症等を説明いたします。その後、手術日程の相談及び手術の注意事項・持ち物についてスタッフより説明をいたします。
手術当日は、まず子宮の入口を開く前処置を行います。十分に入口が開くまで、安静室でお休み頂いたのちに吸引法で手術を行います。
手術の間は、モニターを装着した全身管理のもと、静脈注射による麻酔を行います。眠っている間に手術が完了するので、手術中の痛みはほとんどありません。ご不安な方はご相談ください。
術後は30分程度で麻酔が覚め、診察ののちご帰宅となります。
この手術は子宮の中に細いチューブを差し込んで、吸引器で内容物を吸い取る方法です。器具を使用して内容物を掻き出す掻爬法に比べ、手術時間も短く、出血・子宮内膜へのダメージが少ないことが特徴です。
手術当日の朝には、血液検査・麻酔・手術、その他の費用含めて、110,000円(消費税込)をお支払いいただきます。術後の観察については無料で行っておりますので、ご不安なことや気になることがございましたら、ご来院ください。
手術から1週間後に診察のためご来院下さい。術後経過に問題が無ければ、同日からピルや子宮内避妊具を使用することが出来ます。確実性の高い避妊法についてご検討下さい。避妊については下記ページも参考にして下さい。
【お持ちいただきたい物】
同意書、生理用ショーツ(お召しになっているものとは別でご用意下さい)、生理用ナプキン、飲み物
守秘義務は医療従事者にとって基本となる医療倫理です。患者様にとってはプライバシーの権利として当然のことであり、医療行為の内容にかかわらず保障されるものです。
特に中絶手術は、患者様にとってとてもデリケートな問題ですから、当院では特に慎重に個人情報を扱っており、スタッフ全員が患者様のご不安を最小限にできるよう努めています。
保険診療か自費診療かは、ご相談の上できるだけ配慮いたしますが、医師の判断によります。
また、全ての自費治療に関しましては、事前に一覧表に記載がある通り提示・説明させていただきますので、ご希望の方はお気軽にご質問ください。
※消費税込
初診料 | 1,100円 |
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術前診察料 | 2,200円 |
術前血液検査 | 5,500円 |
手術料 | 110,000円 |
術後観察 | 無料 |