ピル外来|神戸市中央区の婦人科「はやし女性クリニック」

はやし女性クリニック

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ピル外来

ピルとは?

ピルは、女性ホルモンを調整することで避妊や生理の症状を軽減できるお薬です。
主に低用量ピル、緊急避妊ピル(アフターピル)の種類があり、目的に応じて使い分けます。
避妊効果はもちろんのこと、生理痛の軽減、PMSの緩和、肌荒れの改善などのメリットもあります。服用することで、女性の健康をサポートし、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。

ピルの種類と特徴

低用量ピル

低用量ピルは、女性ホルモンの成分であるエストロゲンの量が1錠につき30~35μgに抑えられているピルです。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンが含まれており、内服することで排卵を抑制したり、子宮頸管粘液の性質や子宮内膜を変化させ、妊娠しにくい状態を作る働きがあります。1日に1錠決まった時間に低用量ピルを服用することで、避妊具を使用しないで性交をしても妊娠を防ぐことができます。飲み方は4週間が1サイクルで1シートとなっています。服用を途中でやめると、再び妊娠することが可能となります。

低用量ピルを服用する際の注意事項
毎日1錠ずつ、同じ時間帯に飲みます

まず生理の初日から毎日1錠ずつ、できるだけ同じ時間帯に飲みます。それを3週間続けて、次の1週間は偽薬を内服、または薬を休みます。偽薬内服中または休んだ時に出血が起こります。

飲み忘れたらどうする?

飲み忘れたときは、気づいた時点でなるべく早く飲むようにしましょう。24時間あいてしまったときは2錠飲みましょう。ただ、2日以上飲み忘れてしまったときは、効果が切れてしまうので、一旦そのシートは終了し、月経を待って新しいシートの1錠目から再開してください。

1周期目はコンドーム等を併用してください

1シート目は適切に内服していても妊娠してしまう方がおられます。コンドームなど、他の避妊法を併用してください。

PMSや生理痛がやわらぎます

ピルを飲むと、女性ホルモン値の変動が少なくなり、血中のホルモン量が安定した状態が続くので生理前症候群(PMS)が緩和されます。また、子宮内膜の厚みが関係して起こる生理痛も、ピルの作用により子宮内膜の厚みが減ることで、生理時の経血量が減少します。そのため貧血も軽くなります。

スリンダ錠(ミニピル)

日本で初めて承認されたPOP(Progestogen-Only Pill)で、黄体ホルモンのみの経口避妊薬です。日本では俗にミニピルと呼ばれています。エストロゲンが含めれていないため、血栓症などのピル特有の副作用が軽減されるメリットがあります。

従来のピルが合わない方や、以下に該当する方にお勧めです。

  • 40歳以上の方
  • 喫煙している方
  • 肥満などの血栓リスクがある方
  • 片頭痛がある方

緊急避妊ピル(アフターピル)

アフターピルとは別名「緊急避妊薬」や「モーニングピル」とも呼ばれ、性行為後でも避妊の効果を得ることができるものです。
避妊をしないで性交渉をしてしまった場合(腟外射精は避妊出来たとはいえません)、性交渉中にコンドームが外れた・漏れた・破けたなどのアクシデントが発生した場合、性的被害を受けた場合などに使用します。
自費診療であるため、保険証などの身分証は必要ありません。また、内服方法や注意点だけの説明を行ってから処方するだけなので、内診などの診察も必要ありません。
一方、可能な限り早く服用することで妊娠を回避する確率が高まり、逆に性交渉からの時間が経過するほどその効果は少なくなります(最大72時間以内)。内服後をしても妊娠する可能性があり、月経が来ない場合は検査をして頂く必要があります。
当院では従来のヤッペ法と比較し、効果が高く副作用が少ないレボノルゲストレルを用いたアフターピルを採用しております。

緊急避妊ピルを服用する際の注意事項
できるだけ早く服用する

効果を最大限に発揮するため、性交後72時間以内に服用することが推奨されています。特に24時間以内の服用が最も高い避妊効果を示します。

服用後の体調変化に注意する

一時的に吐き気、頭痛、腹痛、倦怠感などの副作用が現れることがあります。服用後2時間以内に嘔吐した場合は、再度服用が必要になることがあります。

次回の生理を確認する

服用後、通常3週間以内に生理が来るのが一般的です。生理が遅れる場合は、妊娠の可能性があるため、妊娠検査を受けることをおすすめします。

避妊の継続が必要

緊急避妊ピルは一時的な避妊手段であり、以後の性交ではコンドームなどの避妊方法を併用することが重要です。

ピルの効果・メリット

確実な避妊効果

ピルを毎日正しく服用することで、高い避妊効果を得られます。排卵を抑えることで妊娠を防ぎ、望まない妊娠のリスクを低減します。

生理周期の安定化

ピルはホルモンバランスを整える働きがあり、生理不順を改善する効果があります。毎月決まった日に生理を迎えられるため、予定を立てやすくなります。

PMSや生理痛の緩和

ピルを飲むと、女性ホルモン値の変動が少なくなり、血中のホルモン量が安定した状態が続くので生理前症候群(PMS)が緩和されます。また、ピルの作用により子宮内膜の厚みが減ることで、月経痛が軽くなります。

月経量の減少

ピルを飲むと子宮内膜の厚みが抑えられ、月経量が減ることが多いです。そのため、貧血が改善し、体調が整いやすくなります。

ニキビ・肌荒れの改善

ホルモンの影響でできるニキビや肌荒れも、ピルの服用で改善することがあります。ホルモンバランスが安定することで、お肌の調子が整うメリットがあります。

子宮や卵巣の病気のリスク低減

長期間ピルを服用することで、子宮内膜症や卵巣がんのリスクを低減する効果があるとされています。健康管理の一環として利用できる点も魅力的です。

ピルの副作用・注意点

  • 飲み始めて1~2ヶ月、不正出血が起こることがある
  • 血栓症のリスク(喫煙者や高血圧の方は特に注意が必要)
  • 一番よくある副作用は吐き気ですが、内服を続けると慣れてくることがほとんどです
  • ピルと体重増加には関連がないことが証明されています

ピルを内服して頂けない方

    • 高血圧症
    • 片頭痛で局在性神経徴候(まひ・失語・感覚障害・歩行障害・痙攣など)を有する方
    • 血栓性疾患の既往
    • 35歳以上で、1日15本を超える喫煙
    • 乳癌の既往
    • 心血管疾患のある方
    • 授乳中の方
    • 糖尿病性腎症・網膜症・神経障害のある方

ピル費用

低用量ピル(トリキュラー) 3,000円
低用量ピル(マーベロン) 3,000円
低用量ピル(ファボワール) 3,000円
低用量ピル(ラベルフィーユ) 3,000円
スリンダ錠(ミニピル) 3,500円
アフターピル 8,800円

もっと自由に、自分らしく。ピルで選ぶ未来。

ピルに関して「飲み始めるタイミングは?」「自分に合う種類は?」など、不安や疑問をお持ちの方も多いかもしれません。
当院では、一人ひとりに合わせた適切なピルの選び方をサポートし、納得して服用できるよう丁寧にご説明いたします。
避妊だけでなく、生理痛やPMSの軽減など、ピルには様々なメリットがあります。
「気になるけれど、相談しづらい…」そんなお気持ちの方もご安心ください。当院ではプライバシーに配慮し、リラックスできる環境を整えています。
ピルを検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。神戸でピルの処方をご希望の方は、ぜひはやし女性クリニックへ。

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